OneLoginとAWSをSAML連携しSSOを実現する手順
Azure ADとディレクトリを統合する

本ページでは、Azure Active Directory(=Azure AD)から OneLogin へのユーザー同期について紹介しています。本機能を利用することで、従来 Azure AD に登録されていたユーザーを OneLogin に同期するために必要となっていたオンプレミスの Active Directory と Azure AD Connect を利用した構成が不要となり、純粋な Cloud to Cloud のディレクトリ連携が可能となります。

既存のオンプレADを利用した構成

Cloud to Cloudを実現した構成
準備するもの
このページでは以下の条件を満たしていることを前提としています。
- OneLogin の管理者(Account Owner または Super User)アカウント
- 連携対象となる Azure AD テナントの管理者アカウント
- 最小権限はユーザー管理者とアプリケーション管理者となります
セットアップ手順
- Azure メニューから[Azure Active Directory]を開きます
- テナントの[概要]から、テナント ID をコピーします。
- 続いて、OneLogin の管理者画面へと移動し、[User]>[Directories]>[New Directory]で Azure Active Directory を選択します
- 任意のディレクトリ名を入力し、OneLogin によるユーザー認証を選択します
- [Basic]タブより API 連携を設定する項目があるので、Azure Tenant ID の欄に先ほどコピーしたテナント ID をペーストし、[Authorize]をクリックします。
※[Authorize]がグレーアウトしていてクリックできない場合は[Save]して、ページを再読み込みしてください。 - 組織のサインインページが表示されるので、Azure AD テナントの管理者ユーザーでサインインします。既にサインイン済みの場合はそのアカウントを選択してください。
- アクセス許可が求められるので指示に従って承諾します
- 認証が完了すると Directory successfully authorized! と表示されます
- 認証完了後、[Directory Attributes]タブが表示されるようになるので、開きます。ここでは、Azure AD と OneLogin のカスタムフィールドとの対応付けを行います。
以上で API によるディレクトリ間のユーザー同期設定は完了しました。
ユーザー同期完了後は、ユーザーの招待を行うことでパスワードが付与され、利用が可能となります。